お茶の作り方
夏も近づく八十八夜の翌日、採取したお茶の葉108g
蒸し器で青臭いにおいが無くなるまで蒸します。
ただし、蒸しすぎると黄色くなり台無しになります。
この写真は蒸した後、冷やしたもの
ホットプレートにキッチンペーパーを敷き、100℃未満で徐々に水分を取っていきます。同時に手で葉っぱを揉んでいきます。
これは、一回目揉んで並べたもの。水分がかなり出ます。
何回も揉んで葉に傷を付けるらしいので、今年は洗濯板と延ばし棒で傷を付けることにしました。
傷は簡単に付けることができるようですが、葉っぱが粉々になっているみたいです。大丈夫かどうか???
手で揉んでいるとだんだん水分が抜けて撚れる様になってきます。今年は先ほどの洗濯板で葉っぱが細かくちぎれてしまって撚るのは困難でした。
しかし、何とかお茶の葉らしく乾燥してきました。
乾燥重量はなんと14g
お茶の経済学


ここで、できたお茶の値段を計算してみましょう。
上記の作業は、お茶の葉の採集からお茶の葉乾燥完了まで少なくとも3時間かかっています。
人件費は 時間給800円として計算致しますと、800 X 3=2,400円
乾燥に要した電気代、ペーパ代を仮に0円としても、完成数量が14gですので100g当たりの単価は
2,400 ÷ 14 X 100 =17,142円
と とんでもなく超高級茶となります。
100g当たり1万円を超えるお茶、さてどんな味がするのでしょうか???? 
手作りの醍醐味と申しますか少し貧乏???? 
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